これまで色々なサイトでワード関係の記事を書いて来ましたが、ここにそれらを統合すると共に内容の加筆・修正を行なっていきます。但しワードのバージョンは今後も使い続ける人が多いと思われるWord 2003ですが、Word 2007やWord 2010でも共通な所は利用可能です。それとWord 2010の記事も一部含みます。

テキストボックスやオートシェイプのレイヤーを理解してワードの文章構造を知ろう!

ワードのヘルプはもとより市販の解説書でもオートシェイプレイヤーと言う概念で説明しているのは、ほとんでありません。しかしこのレイヤーは高機能グラフィックスソフトでは必須の機能なので、これを理解しないと使いこなせない事になってしまいます。

ワードでも同じことが言えます。このレイヤーを理解すると行内とか前面・背面と言った概念がわかり、 ワードの理解がより深くなります。
ワードの文書は次のように4層から成り立っています。ワードを起動したとき先ず目にするのが、テキスト(本文)領域のレイヤーです。その後、テキストボックスやオートシェイブを使ってレイアウトしていくと順次レイヤー1の面に配置されます。そうするとあるオートシェイブの影に隠れて、目的とする文字などが見えなくなったりするので、配置替えが必要になって来ます。それで「移動」や「折り返しの種類と配置」などの機能を使って思い通りのレイアウトを実現して行きます。

(1)レイヤーの構造
image レイヤー1だけに配置されたものだけを扱うときは簡単です。好きなようにベタベタと貼り付けて行けばレイアウトは完成します。実際、このレイヤー1だけで文書を作っている人もいます。変な動きが無いので、安定して文書を作成できます。このやり方はホームページ・ビルダーの「どこでも配置モード」に似ています。

所がそれにレイヤー2が絡んでくると、複雑に成ってきます。レイヤー1のオブジェクトからレイヤー2のオブジェクトに制御命令を出すわけですから、いろいろな組み合わせ方があります。これがなかなか思い通りにならない理由です。

オブジェクトの属性(プロパティ)に「塗りつぶしなし」と言うのがあります。そうすると透かして下のオブジェクトを見ることになります。いろいろ形を想像して見て下さい。想像できたらその機能がどこにあるのかです。これらの考え方が分かると他のソフトに乗り換えても理解がはやくなります。今度はこの機能はあるのかなと言う見方が出来るようになるからです。つまり予測が出来るようになります。

(2)テキストボックスとワードアートのレイヤー
テキストボックスはレイヤー1(前面)に置かれます。
ワードアート → Word 2000ではレイヤー1(前面)が既定値でしたが、Woed 2002/2003ではレイヤー2(行内)が初期値になりましたので、レイヤー1(前面)に変更すると自由なレイアウトが可能です。
(Word 2010はまた元に戻って前面が既定値になりました。)
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(3)テキストボックスやワードアートが文書内に混在しているとき
ワードを起動したとき目にするのが、テキスト(本文)領域のレイヤーです。
その後、テキストボックスやオートシェイプを使ってレイアウトしていくと順次レイヤー1の面に配置されます。そうするとあるオートシェイプの影に隠れて、目的とする文字などが見えなくなったりするので、配置替えが必要になって来ます。
それで「移動」や「折り返しの種類と配置」などの機能を使って思い通りのレイアウトを実現して行きます。 画面では1枚の用紙しかないように見えますが、内部ではこのような管理方法を取っています。このことから、オブジェクトを本文の前面や背面に移動すると言う事が簡単にできるのです。

4)描画オブジェクトの積み重ね順序
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注:同じ図でも挿入のクリップアートやファイルから挿入された画像やクリップボードから貼り付けられたものはテキスト面であるレイヤー2に置かれます。(画像の種類が違うため)

(5)オブジェクト順序の練習
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ポイント:オブジェクトの所属レイヤーを考えてから順序を決める。
●1行目に ワードのレイヤー練習 を入力(MS Pゴシック12ポイント)
●2行目に 赤の四角形を「ペイント」で描き貼り付け
●3行目に オートシェイプで黄色の円を描く

そして図形を移動して下の様な形にすることが出来たならばワードのレイヤーを理解出来たことになります。(オブジェクトの積み重ね順序を変更)


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(g)と(h)は更に四角形のオートシェイプを追加した場合。
※Word 2010のとき
・ワードアートは前面が既定値
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・メニューの出方が変わったが、基本的考え方は同じ。
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