これまで色々なサイトでワード関係の記事を書いて来ましたが、ここにそれらを統合すると共に内容の加筆・修正を行なっていきます。但しワードのバージョンは今後も使い続ける人が多いと思われるWord 2003ですが、Word 2007やWord 2010でも共通な所は利用可能です。それとWord 2010の記事も一部含みます。

Microsoft 数式 3.0の使い方

久し振りにWord付属の数式エディタを使う事態が生じたので、これを機会にまとめて見ました。
(1)数式エディタの起動
「挿入/オブジェクト/Microsoft 数式 3.0」 を選択
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なお、この数式エディタは単独でも起動できる。
"C:¥Program Files¥Common Files¥Microsoft Shared¥Equation¥EQNEDT32.EXE"
単独で起動したとき
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ワードから起動したとき
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「表示」を見ると、グレイになっていて選択できない。表示倍率を変更したい時はワード側で行なう。

(2)ツールバー
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(3)入力例
下図の数式を入力して見ます。
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入力欄にV= と入力し、
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「和テンプレート」から下図のものを選択 
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Σの上下にt とt=1 を入力
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Σの中央を選択して、「分数と根号テンプレート」から下図のものを選択
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分子にCFを入力したら、「上付き/下付き文字テンプレート」より下図のものを選択して1を入力
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分母に
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と入力し、、「上付き/下付き文字テンプレート」より下図のものを選択して t を入力
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(4)文字の編集とショートカットで入力

・文字位置の微調整は文字を選択して、Ctrl+方向キー
Ctrl + → とCtrl + ↑ で 1 の位置を調整
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・「下付き/上付き文字」をキー ボードで打つ
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まず,x1y2z3と打ってから,1を選択して Ctrl + L、2を選択してCtrl + L、3を選択してCtrl + Lと打つ。
上付きの場合はCtrl + Hとすればいい。

・積分記号を式に合わせて伸び縮みさせる
通常は下図のようになるが、
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積分記号を入れるとき、Shiftキーを押しながら、選択すると下図のように自動的に伸び縮みする。
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(5)スペースの定義

「書式/スペースの定義」より変更できる。
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(6)フォントのスタイル

「スタイル/スタイルの定義」より変更できる。
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(7)文字のサイズ スタイル
「サイズ/サイズの定義」より変更できる。
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(8)ショートカット例(ヘルプより)

Tab    スロットの末尾まで移動します。カーソルが既にスロットの右端にあるときは、次のスロットの末尾まで移動します。
Shift + Tab    前のスロットの末尾まで移動します。
→    現在のスロットまたはテンプレートの中で次の項目へ移動します。
←    現在のスロットまたはテンプレートの中で前の項目へ移動します。
↑    1 行上へ移動します。
↓    1 行下へ移動します。
Home    現在のスロットの先頭まで移動します。
End    現在のスロットの末尾まで移動します。
※Word 2010のとき
「挿入/数式」をクリック
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「円の面積」だと
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なお、Word 2003のような数式エディタはC:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\EQUATION
にある。
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クラシックスタイルメニューだと「挿入/オブジェクト」より
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※関連ページ
Googleドキュメントの計算式

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