デジカメ写真の挿入は通常「挿入/図/ファイルから」で行いますが、画像編集ソフトから直接コピペで文書内に挿入すると作業性が増します。そのとき問題になるのが、挿入後の画像サイズです。挿入してからマウスでサイズを変更するのではなく、挿入前に決めた枠内に自動縮小で収まってくれればスンナリ行きます。
ここではテキストボックスと罫線を使った方法を次に示します。
(1)テキストボックスを使用
(a)ワード文書内にテキストボックスを描きます。
(b)画像編集ソフトでコピー
Picasa2やJTrimで編集が終わったらコピーします。 (ここではPicasa2使用)
(c)ワードのテキストボックス内にカーソルを置く
(d)貼り付けを選択
ポイント:
・画像の縦横比と同じようにテキストボックスを描くとスンナリ行きますが、縦が小さいと画像の下が欠けてしまいます。それを避けるには縦方向を長めに描くといいのです。そうするとテキストボックスの縦方向が余りますのでマウスで縮めてやります。
・実はもっと簡単な方法があります。
横方向は正しく、縦方向は適当にテキストボックスを描いて「テキストボックスの書式設定/図」で「文字列に合わせて描画オブジェクトのサイズを調整する」にチェックを入れてから、貼り付けると縦方向が自動でサイズ調整されます。
・毎回同じ事をやるのは面倒と言う対策にはテキストボックスのショートカットメニュー(右クリック)で、「オートシェイブの既定値に設定」します。
そうすると次にテキストボックスを描いた時、縦方向が縮んで描画されます。
ここの中に貼り付けると画像の縦方向のサイズに合わせて、自動調整されます。
※Word 2010のとき
(e)テキストボックス枠外をクリック
(f)ギザギザの上で右クリックし、「テキストボックスの書式設定」を選択後、線を「線なし」に設定
(g)完成
ポイント:
●枠の線がないテキストボックスの選択は気を遣って操作しないと、失敗しがちですが、確実かつ簡単にやる方法はShitキーを押しながら、画像の中央をクリックすることです。これで中に入っている画像でなくテキストボックスが選択されます。
関連ページ:
●テキストボックスをキーで操作する方法
(2)罫線の使用
(a)2列10行の表を挿入 (多い時はあとで削除)
(b)表が挿入されたところ
(c)表のオプションで「自動的にセルのサイズを変更する」のチェックを外す
※Word 2010のときは「表ツール/レイアウト/プロパティ」から
(d)Picasa2の編集画面でコピー
(e)ワードで貼り付け
(f)1行おきに貼り付け
(g)下の4行を削除して文字入れ
(h)ページ下に余裕があるので、余白を挿入(手順1でEnter)
(i)罫線なしに設定
(j)完成
ポイント:
●表のグリッド線の表示はオフにしています。 (罫線/表のグリッド線を表示しない)
●文書上にタイトルを入れる時は2行目から画像を挿入します。
●行間の調整は「書式/段落/行間/間隔(固定にする時は”固定値”に設定」でも出来ます。
●画像間の距離は画像を貼り付ける前に「表のプロパティ/オプション/セル内の配置」で設定します。
●ページ上下左右の余白は「ファイル/ページ設定/余白」で行なう。
関連ページ :
●我が家のシェフに弟子入り
●Picasa2の使い方
●JTrimの使い方
●Word 2007のユーザーインターフェイス